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【Vライバー】家事をしながらバーチャル配信 なりたい自分の姿でコミュニケーションをとれる魅力

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まだ会話ができないこどもの育児中や大きくなった後の専業主婦・主夫の世界は独りになりやすい環境です。日々、家事をがんばっているのにふと社会との距離を感じることがあります。

・周りに知人の話し相手が居ない。

・自由時間は家事や育児の合間しかなく場所や時間帯が限られている。

・SNSへの投稿など文でのやり取りでは物足りない。

この悩みを解決してくれるのが「Vライバー」です。詳しく紹介していきます。

目次

Vライバーとは

「Vライバー」とはライブ配信者を意味しています。ライブ配信とは撮影した映像を配信アプリやサイト上に作った”自分の部屋”に送り、その部屋に訪れた視聴者は映像をリアルタイムで見ることができるという配信方法の分類の一つです。

顔出しや実名を使う必要がなく、自分の代わりに2次元・3次元のキャラクターなど仮想の姿・背景で映ることができるのでバーチャル・ライバー⇒Vライバーと言われています。

似た呼び方で「VTuber」というのもあります。こちらは主にYouTubeを利用し「Vライバー」としてライブ配信をしたり、編集した映像を投稿する人の事を指します。

配信を通して友達ができる

コメントには視聴者が設定した名前も一緒に表示されます。名前を呼びながら話しているとまるで友達と会話している感覚になります。何度か配信していると常連になってくれる人も現れてより親密なやり取りを楽しめます。

手軽に場所、時間を選ばずに始められる

配信アプリを利用する場合はスマートフォンとネット環境があれば配信できます。居間で洗濯物を畳みながら、キッチンで料理しながら、・・・始めるのも終わるのもタイミングは自由です。配信画面に自分の部屋や姿が映ることはないのでレイアウトに気を使ったり身だしなみを整える必要もありません。

自分のやりたいことを誰かが視聴して反応してくれる

配信では音と映像で視聴者に伝えられることならなんでもできます。数ある配信方法の中でも「Vライバー」は自分の好きな姿のキャラクターに設定を付けてなりきりができるのが特徴です。

自分の作った世界観とそれを気に入ってくれた視聴者のコメント、この配信でしか味わえない空気・繋がりを視聴者と一緒に作っていくことができます。

Vライバーの始め方

配信でやりたい内容によって必要なものや向いている配信サービスがあります。順番に決めていきましょう。

配信内容を決める

例えば雑談、ゲーム実況、歌、ダンス、朗読などが挙げられます。

一つに絞る必要はありません。自分が好きだったりや興味があるジャンルを確認してください。

必要なもの

ゲーム実況、ダンス配信以外をやりたい場合は以下のものが必要です。

・スマートフォン

・ネット環境

・配信アプリのアカウント

ゲーム実況、ダンス配信やりたい場合は以下のものが必要です。

・パソコン

・ネット環境

・配信サイトのアカウント

・モニター(パソコンで操作している映像を表示する機材)

・スピーカー(ゲーム音や配信中のコメントを機械音声で聞き取る機材)

・マイク(声をパソコンに送る機材)

・webカメラ(自分の表情や身体の動きをパソコンに送る機材)

・アバター(自分の代わりに映すキャラクター)

・モーションキャプチャーソフト(自分の表情や身体の動きをアバターと連動させるアプリ又はソフト)

・画面キャプチャーソフト(パソコンで操作している映像の全部又は一部を配信サービスに送るソフト)

※以下はゲーム配信に必要なものです。

・ゲーム機、ゲームソフト

・キャプチャーボード(ゲーム機の映像や音声をパソコンに送る機材)

配信サービスをダウンロードする

非常に多くのアプリ、サイトがあり特徴も様々です。

ここでは選び方のポイントを説明するので自分が何を重視しているのか確認してから、最新の比較サイトで重要視しているポイントを満たす配信サービスを選択してください。

各ポイントを満たす配信サービスのリンクも載せますので参考になると幸いです。

【Vライバー アプリ 比較】、【Vチューバー サイト 比較】などで検索すると比較サイトが出てきます。

手軽さ

配信アプリの場合は始めるために必要なアバター作成・アバターを動かす機能・カメラ・マイク・配信を操作する端末と画面がアプリとスマートフォンだけで用意できます。

しかしアプリの中には配信はできるが別のアプリでアバターを用意しなければいけなかったり、アバターを作成できるだけだったり、動かして楽しむのみなど配信機能の付いていないものも存在します。気になるアプリを見つけたらアバター作成機能と配信機能が付いているか確認してください。

配信サイトの場合は配信機能しかないので間違うことはありませんがアバター、アバターの動作、音声、操作端末と画面などの機材を自分で用意する必要があります。

機材や配信前の準備にお金や時間を使いたくない場合は配信アプリから選びましょう。

対応機種と推奨性能

スマートフォン、パソコンの両方から利用できる配信サービスもあれば片方でしか利用できないものもあります。又、アプリやサイトによって要求されるスマートフォンやパソコンのスペックが異なるので自分が使いたい機種と性能を確認しておきましょう。

パソコンを使う場合は配信サービスだけでなく機材やソフトウェアに対応している性能かどうかにも気を遣う必要があります。

遅延、高画質

配信中に通信環境の影響でコメントの表示が遅れたり配信者の画質が粗くなったりすることがあります。必要な通信量を抑えて遅延が起きにくく高画質を維持する環境を整えている配信サービスも存在します。

視聴者とテンポ良くコミュニケーションを取りたい人は、視聴者として利用してみて配信者の画質が安定していてコメントの反映が早いか確認してみるのをおすすめします。

ユーザー数

多くの人から視聴・コメントしてほしいという方はダウンロード数やアクセス数が多い配信サービスを探しましょう。遅延、画質のポイントと同様、実際に登録してみてどれくらいの規模の視聴者が居るのか調べるのが確実です。

日本の総合カルチャーサイトReal Soundテックが、どの配信サービスで「Vライバー」を視聴しているかアンケートした結果を公開しているので参考までにリンクを下に貼っておきます。

「Vライバー」を視聴している配信サービス アンケート結果 Real Soundテック

少人数の中で配信したいという人は、自分が承認した人だけ入れる「フォロワー限定配信」や「招待モード」など配信方法を指定できる配信サービスが選択肢に入ります。

「Vライバー」として限定ライブ配信ができるサイト

YouTube

ニコニコ生放送

ツイキャス

「Vライバー」として限定ライブ配信ができるアプリ

HAKUNA Live

topia

配信内容

・歌配信

楽曲には詞・メロディを保護する著作権とCDなど録音内容を保護する著作隣接権という2つの権利があり、配信前にそれぞれの著作権者から楽曲利用の許諾を得なければいけないルールがあります。これを守らずに配信で公開すると著作権侵害となります。個人で1曲1曲の許諾を得ようとするとなかなか骨が折れる手続きを踏むことになります。

歌配信をやりたい場合は自分で作詞・作曲した曲を弾き語りする音源の権利処理を行っている企業と提携している配信サービスを選ぶ方法が安心して配信を楽しめます。

「Vライバー」として歌配信ができるアプリ

topia JOYSOUND(株式会社エクシング)と提携

Mirrativ JOYSOUND(株式会社エクシング)と提携

・ダンス配信

2次元のアバターは平面である都合上、真横や後ろを向いたり一回転するなど立体的な動きを苦手としています。手足も自然に動かせず手のひらを返すといった表現は厳しいです。

3次元のアバターは全身を立体的に動かせることができ人間に近い親しみやすい表現が可能になります。

配信アプリの場合はアバターの種類(2次元又は3次元)、動かせる範囲が決まっています。アプリのほとんどは顔を認識してアバターの表情や口を動かす仕組みで、手足まで動かせるようなものは配信機能が付いていないというようなことが多いです。

配信サイトの場合はアバターを自分で用意するので制限なく自由に選べます。しかし3次元のアバターを作成して全身まで動かす場合の時間や労力、機材などの準備費用は2次元の比ではありません。機材を設置して自由に踊るための広い部屋も確保する必要もあります。

ダンス配信をやりたい場合は配信サイトから選びましょう。ただゲーム実況より高性能な機材が必要でお金がかかることに注意してください。それだけでなくダンスの振り付け、流す楽曲の著作権侵害を回避する必要もあります。

・ゲーム実況

配信アプリでゲーム実況できるタイトルはスマホゲームに限定されます。アプリに画面キャプチャ―機能が付いていることで視聴者とゲーム画面を共有することができます。

配信サイトではスマホゲーム、家庭用ゲーム機器、Steam(ネットからゲームデータを購入しパソコンにダウンロードして遊ぶことができるソフトウェア)などから好きなタイトルのゲーム画面を共有して実況することができます。

ゲームの著作権の他、サイトによってはゲーム内の表現の事情で配信を禁止しているタイトルがあるのでゲームソフトメーカーの著作権に関する規約や配信サイトの規約をよく読んでおく必要があります。

実況したいゲームがスマホゲームなら配信アプリ、スマホゲーム以外なら配信サイトから選びましょう。

「Vライバー」としてゲーム実況ができる配信サイト

Twitch 検索タグに「VTuber」あり

ニコニコ生放送 検索タグに「VTuber」あり

「Vライバー」としてゲーム実況ができる配信アプリ

Mirrativ

アバターの用意

配信アプリの場合は自分で用意したイラストをアプリに読み込ませて作成するか、配信サービス内で用意されている各部位パーツの組み合わせから作成します。アバターの種類(2次元又は3次元)はアプリによって決まっています。

配信サイトの場合はテンプレートがないのでアバターの種類から容姿まで全て自分で決めて用意する必要があります。

用意する方法は以下が挙げられます。

・アバター制作ツールを利用して自主制作する。

・完成品を販売サイトから購入する(無料で配布されているモデルも存在します)。

・アバター制作サイトで制作依頼する。

アバターや背景にこだわりたい場合は配信サイトの方が自分好みの細かい調整をして映せます。特にこだわらないという場合は配信アプリで簡単にすぐ用意できます。

アバターの動かし方、動かす範囲

アバターの動かし方には以下の方法があり、これらを利用してアバターの表情、口、手足を動かすことができます。

・アプリやソフトが音声認識や画像認識によって自動で動かす方法。

・手動操作で動作を切り替える方法。

配信アプリの場合は初めから必要な機能がアプリに入っていて動かし方と動かせる範囲が決まっています。エモートと呼ばれる、手動操作によってアバターが決まった動作をするアニメーション機能もあり、動きの制限を補っているアプリも存在します。

配信サイトの場合はアバターの動作に必要な機能が一切ないので自分で設定する必要があります。言い方を変えれば好きなように動かし方と動かす範囲を決めることが可能です。その代わりゲーム実況と同じく機材やソフトウェアを用意しなければいけません。

アバターの動かし方や動かす範囲を自由に決めたい場合は配信サイト、手軽に配信したい場合は配信アプリから選びましょう。

配信アプリで動かせる部位

アプリ名アバターの種類動く部位
REALITY3次元目、口、首
17LIVE2次元目、口、首
topia2次元、3次元目、口、首
SHOWROOM V2次元、3次元目、口、首
IRIAM2次元目、口
Mirrativ3次元

収益化制度

配信サービスの中にはライブ配信をすることで報酬を得られる仕組みがあり、以下のような方法があります。

・投げ銭

ギフト・スーパーチャットとも呼ばれ、自分の配信に対して視聴者が応援や感謝の気持ちを込めてお金を支払う行為です。投げ銭は配信サービスによって使用条件や還元率が決まっており、配信者であれば誰でも投げ銭を受けられるわけではなく全額渡されるとも限りません。

・広告

配信前や配信中に広告動画や画像を流すことで広告収入を得られます。配信サービスによって広告設定・収益化できる条件が決まっています。

・企業案件

ライブ配信で企業の商品やサービスを紹介して知名度と売上の向上につなげることで報酬を得ます。企業は多くの人に知ってもらいたいので視聴者の多い人気配信者に宣伝依頼を出します。

収益化を重要視する場合は以下のポイントを満たす配信サービスを選びましょう。

・ユーザー数が多い ⇒ 人が多いほど見に来てくれる可能性が高くなる

・還元率が高い ⇒ 高いほど収益を伸ばせる

・収益化の方法が複数ある ⇒ 収入源が多いほど収益を伸ばせる

・自分がやりたい配信内容に特化している ⇒ 視聴者の需要を満たしやすいので応援を受けやすい

・配信イベントが盛んに開催されている ⇒ 応援が激しくなるので収益を伸ばしやすい

「Vライバー」として収益化できる配信サービス

サービス名サービスの種類投げ銭の還元率収益化条件
YouTubeサイト5~7割チャンネル登録者数
期間内の投稿動画数
期間内の動画の総再生時間又はショート動画の総再生数
Twitchサイト※アプリもあるがアバターを出せない5~7割フォロワー数
配信時間
配信日数
平均視聴者数
ふわっちサイト※アプリもあるがアバターを出せない5割なし
HAKUNA Liveサイト、アプリ※アプリは要LIVE2Dアバター4割なし
BIGO LIVEサイト、アプリ2~5割なし
SHOW ROOMサイト、アプリ2~3割なし
REALITYアプリ2割年齢、SNS連携
17LIVEアプリ、サイト1~3割なし
IRIAMアプリ1~3割累計ポイント(アプリ内の目標達成で取得)
配信時間
配信日数

アバターを作る

配信サービスを決める項目でアバターの作成方法とアバターを動かすための準備についても触れているのでこちらを参考にして下さい。下記のリンクからページ内を移動できます。

アバターの用意

アバターの動かし方、動かす範囲

アカウント、プロフィールを作成する

アカウント作成時に設定する名前はユーザーが覚えやすく検索やコメントで入力しやすいものが良いです。

名づけ方の一つとして、生き物や食べ物とそれらを連想する言葉を組み合わせるやり方があります。例えば「にゃー惰眠」、「辛子ナミダメ」といった漢字とひらがな(カタカナ)を一緒に使うとメリハリが出て読みやすいです。字数は6文字までがおすすめです。

配信する前にプロフィールで設定できる項目はできる限り全部埋めた方が良いです。

Vライブに限らず視聴者はプロフィール情報を読んでその部屋に入るか決めたり、どんな人・配信をしているのか理解しやすくなることで自分の部屋に長く留まってくれたりします。

特に以下の項目は大事なので丁寧に作りましょう。

アイコン、ヘッダー

設定したアイコンはプロフィール画面だけでなく、配信者一覧のサムネイル画像にも表示されます。

サムネイル画像を見て興味をもったユーザーがプロフィール画面に飛んだり、視聴者として部屋に入ります。

ユーザーに認知されるきっかけです。全体の容姿がわかり、他配信者と区別しやすい特徴的なデザインを一か所取り入れ、目を引く色使いを意識しましょう。

自己紹介

プロフィールを読みに来てくれた人と新規視聴者に向けて、配信者がどんな人で配信で何をやるのかを書きます。沢山書くに越したことはありませんが行の途中で折り畳まれてしまうので、読んでほしい文は最初の方に書いたほうがいいです。

視聴者のためにもなる情報が書かれているともっと良いです。例として以下が挙げられます。

・配信時間

配信時間をはっきり決めておくことでユーザーが参加しやすくなります。自分の予定も立てやすくなり日常生活とのバランスも保てます。時間まで詳細に決められない場合は昼前後や深夜だったり、何曜日に配信するといった大まかな時間帯を書きましょう。

配信時間を固定して継続するとユーザーの視聴も習慣化されて常連さんになりやすいです。

・配信目標

フォロワー数〇人、合計配信△時間、イベント参加□回・・・など配信を続けていれば達成できる具体的な目標を書いておくと配信者のモチベーション維持のために視聴者が応援などの行動に移しやすくなります。配信が盛り上がるきっかけになります。

・配信内でのルール

配信者も視聴者も明らかに不適切だったり、犯罪に繋がる発言・行為は配信サービスの規約で禁止されています。

しかし禁止事項に載っていないことでも不快な思いをする可能性はあります。触れて欲しくない話題があったり気を付けてもらいたい言葉の表現がある場合はプロフィールにはっきりと書いて視聴者と情報共有しましょう。悪意のないユーザーが意図せず自分とトラブルを起こさずに済みます。

プロフィールを読んだ良識ある視聴者が居てくれると、他の視聴者の配信ルールから外れた行動を指摘してくれる心強い味方になってくれます。

もし配信中でも気づいたことがあったら遠慮せず伝えましょう、お互い楽しい時間を過ごすために必要なコミュニケーションです。

配信を始める

やるからにはある程度人気になりたいという方は配信し始める頃から意識することがあります。

配信する時間を18時以降にする

曜日関係なくユーザーが集まりやすい時間帯です。配信サービスによっては配信を始めてから一定期間経つまでデビュー枠やルーキー枠に入れてもらえます。この枠は配信者一覧の目に付く位置にあるので注目されやすいです。

この優遇期間内だけでも人が多い時間帯を狙って配信し常連さんを増やしましょう。

視聴者に感謝の気持ちを持つ

ユーザーはお気に入りの配信者の部屋か、視聴したことはないが興味を持った配信者の部屋に入ります。

数ある配信の中で自分の初配信を選んで見に来てくれた人に感謝の気持ちを伝えましょう。初心者の部屋に訪れたことを感謝されたユーザーはあなたに良い印象を持ち次の配信も応援しに来てくれる可能性が高まります。

初見さんへの挨拶を決める

アイコンに魅かれプロフィールで興味が深まりあなたの部屋に入った初見さん。初見さんの頭の中は、この部屋はどんな状況なのか?配信者の特徴はプロフィールに書かれていた通りか?自分は会話に入っていけるのか?と疑問で一杯です。

ユーザーもコミュニケーションを求めて配信を視聴しに来ます。入室時に歓迎されるとコメントしやすくなったり長居したくなります。初見さんに挨拶をして関心を向けていることをアピールしましょう。

以下に挨拶の例を載せます。

・シンプル

初見さん初めまして、気軽にコメント下さい。

・質問

初見さんのアイコンが特徴的ですね?プロフィール失礼します。

・目標を伝える

△△日のイベント参加するのでぜひ遊びに来てください。

・視聴者全員を巻き込む

初見さんが来てくれたので早口言葉やります!みなさんお題下さい。

・今話していた内容を伝える

来週公開する映画□□□の話をしていました。初見さんは興味ありますか?

コメントに丁寧な返事をする

せっかくコメントを貰えたのに「あー」、「はい」、「いいえ」、「うん」、「そうですね」なんて返事をしていてはラリーが続きません。

視聴者はあなたの事をもっと知りたくて質問したり、自分の気を引きたくてコメントを打ちます。

聞かれたら聞き返す、教えてもらったら自分の事を伝えるギブアンドテイクを意識すると良いです。

Vライバーの注意点

著作権侵害

配信内容の項目でも著作権について少し触れていましたが、著作物(人が創作したもの・表現したもの)には創作した時点で自動で著作権が生じます。

いくつか例外もありますが基本的に著作権者から許諾を得ずに無断で著作物をインターネット上で映したり音を流す行為は著作権侵害になります。文化庁が著作物の利用許諾について確認する手順を公開していますので下にリンクを貼ります。

著作物の利用手順 文化庁

例外になる状況は以下が挙げられます。

著作物に該当しないものを利用する

自分で創作したものを利用すれば他者の著作物とはなりません。

著作権に保護されていない著作物を利用する

事実・データ・発想は保護されていません。しかしこれら情報を他者によって図やグラフなどで表現されたものは保護されます。

保護期間が過ぎている著作物を利用する

日本では著作者の存命中~死後決まった期間経過するまで保護されます。

著作権者が利用許諾の規約の公開していて、その規約の範囲内で著作物を利用する。

利用許諾とは著作権者が、他者が自分の著作物を利用し著作権侵害していることを認知しながら、著作権者が決めたルールに従って利用する場合に限り侵害した者に損害賠償を請求したり刑事告訴して処罰を求める行為を積極的にしないということを意味しています。

ストレートに言えば、”あなたが著作権侵害をしたときに訴えることができる被害者の立場にありますが、私が作った決まり事を守って利用するなら見逃してあげます”と著作権者が表明しています。

フリー素材と呼ばれる一見自由に利用しても良いような印象をもつ名前の画像・音声・映像素材がネット上に公開されていますが、これらも素材ごとに利用許諾の規約がありますので利用時には正しく守る必要があります。

個人情報の漏洩

アバターや仮想の部屋を映して配信する「Vライバー」は、他の配信スタイルと比べて素性が明かされにくいですが絶対に無いとは言い切れません。

以下の点に注意しましょう。

カメラチェック

配信アプリやサイトによってはカメラモードを自身を映す状態アバター姿の状態に切り替えられる機能が付いている場合があります。

配信前にアバター姿を映せているか確認し、誤操作がないようにカメラモード機能の切り替え方を予習しておきましょう。顔認識でアバターを動かす場合は支障が出るかもしれませんがマスクとサングラスを着けて配信するとより安心です。

通知機能を切る

スマートフォンやパソコンで自分の画面を共有して配信する場合は通知が表示された時に自分の情報を見られる可能性があります。

配信前は通知機能を一時的に切った方が良いです。

自分から個人情報を明かさない

「Vライバー」は仮想世界を生きる存在です。現実世界の情報を出さなくても好きに設定したバーチャルな個人情報で会話を楽しむことができます。

現実の個人情報はトラブルの元にしかならないのでなるべく出さないようにしてください。

特に以下のような情報は配信で伝えないように注意しましょう。

・本名

・住所、住まいの外観、最寄りの駅や建物

・環境音、天候状態

・通学先や勤め先など身分の詳細

・経歴

収益化したときの所得税の確定申告

配信などの副業や自営業で一定以上の所得があった年は確定申告を行い所得金額に応じた所得税の納付をしなければいけません。

所得が副業のみの場合は年間所得金額が48万円を超えたときに確定申告が必要です。

会社に勤めながら副業もする2か所以上からの所得がある場合は副業の年間所得金額が20万円を超えたときに確定申告が必要です。

会社員の給与所得分は12月に年末調整を提出し、毎月の給与からおおよそ見積もって控除した所得税と実際の年間所得額から計算した所得税との帳尻を合わせて還付・追加徴収することで納税を完了させます。

副業、自営業の売上(収益)は翌年2月から3月に確定申告で納税を完了させます。年間所得額から所得税を自分で計算し、税務署か税務課に申告して納めるべき所得税を納付します。

確定申告では活動するために発生した経費を売上から控除することが可能で、所得金額を減らし所得税を節税することができます。又、国民健康保険料と住民税は控除に含むことができません。

控除するためには経費の仕分けをする必要があるので、年間の経費を後から再確認できるよう経費になりそうなものは領収書やレシートを発行してもらい無くさないように保管しておきましょう。

おおざっぱな所得金額の計算方法を以下に記載します。控除できる種類は一例で他にもあります。

雇用契約を結んで会社員として働いた対価に得るお金=給与

給与ー控除(所得税+住民税+社会保険料)=所得金額

請負や委任契約を結んで副業や個人事業主として働いた対価に得られるお金=売上

売上ー控除(活動するために発生した出費)=所得金額

最後に

今回紹介したのは時間と場所を選ばずに好きな姿・空間で誰かとコミュニケーションがとれる「Vライバー」でした。

最後までこの記事を読んでくださりありがとうございました。

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