日常生活で出てくる生ごみは水分を80%前後含んでいます、ほぼ水です。この水分が私たちを悩ませる様々な原因となります。
・水分を含んだ生ごみは腐りやすくニオイを発したりコバエなど虫を引き寄せる。
・ゴミ袋に溜めた生ごみは重くなる。
・↑の2つが気になりゴミ出しの頻度が増える。
・汁がこぼれてキッチン周りや服を汚す。
これらの悩みを手間をかけずに解決してくれるのが「ワンニャクスル」です。どんな商品なのか詳しく紹介していきます。
ワンニャクスルとは?
ワンニャクスルとは生ごみに熱を加え水分を蒸発させる機能と、微生物が水と二酸化炭素に分解・無臭化する2つの機能を併せ持つ生ごみ処理機です。
微生物の活動には熱が必要で、水分が多い物質を苦手としていますが加熱する機能がその弱点を補ってくれています。
ニオイはしないのか
適切に処理できていれば1日で土、醤油や味噌のような発酵臭がします。生ごみの腐敗臭など不快な臭いはしません。
処理後に臭いを感じる場合は乾燥・分解が不十分な可能性があるので新しい生ごみの投入を控え、数日稼働を続けて様子を見た方がいいです。
処理中の臭いも気になるようであれば消臭効果のあるコーヒーやお茶のかすと一緒に入れることでさらに臭いを抑えられます。
投入量は1kgとなっていますが水分量によって処理時間が変わるので、基本的に少量でも生ごみが出るたびに処理するのが効率的で臭いを感じる頻度を最小限にできます。
どれくらい軽くなるのか
乾燥して水分が抜けきれば1/5程度の重さになります。毎週のゴミ出しが月2回で済みます。汁がこぼれる心配もありません。
ペットのフンやおしっこも処理できるのか
ペットのフンやおしっこも生ごみと一緒に処理ができます。
ワンニャクスルは雨に晒されなければ屋外にも設置できるので散歩帰りに庭などで捨てることで家の中に持ち込まずに処理できます。猫砂で固まったおしっこも少量であれば時間をかけて処理できます。
使い勝手と価格は?
価格:15万円です。単機能の乾燥式は2~14万円、バイオ式は8~10万円です。
設置場所:屋内・屋外(雨避けは必要)どちらでも設置できます。
手間:生ごみを入れるだけです。容器のセットや洗浄は不要です。
メンテナンス:フィルターの掃除、脱臭機能を担うUVランプが消耗した場合は交換する必要があります。
最大処理容量:1.5~2.0kg/日
サイズ、重量:幅39×奥行43×高さ59.4cm、18kg
消費電力:毎日1日中使用して800円~1200円/月です。単機能の乾燥式は1000~1350円/月、バイオ式は2000円/月です。
音:30db以下です。例として鉛筆の筆記音、深夜の住宅街(郊外)などが30db程度の音の大きさです。
ワンニャクスルの注意点
ワンニャクスルはペットのフン尿も処理可能ですが制約があります。
・抗生物質のお薬を飲んでいる場合は投入できない。ノミやフェラリアなどのお薬は微生物に影響がないため投入可能だが効果が長期間持続するため、投与後1週間程度は次の生ごみの投入を控える必要があります。
・”抗菌剤”、”防腐剤”の他、原材料に”ベントナイト”の記載がある猫砂は投入できない。コーンスターチやおから原料の猫砂が推奨されています。
・ティッシュ(生分解性も含む)は投入できない。生分解性のティッシュも分解にかなり時間が掛かる。フンのみ投入する必要があります。
・散歩中に回収したフンに大きい石が付いている場合は取り除く。そのまま投入すると異音や処理槽内を傷つけてしまいます。
ワンニャクスルは自治体からの助成金対象商品になっています。全国60%の自治体から助成金が支給されているので購入前にお住まいの自治体HPなどで支給額や申請方法を確認してみてください。お金の負担は軽いに越したことはありません。
最後に
日本のゴミ処理方法で最も多いのは焼却処分です。生ごみが含む多量の水分は処理時間を引き延ばし費用が余計に掛かります。それだけでなく2040年には焼却灰やごみを埋め立てるための最終処分場(埋立地)が失われると環境省が発表を出しています。
今回紹介したのは各家庭でのごみ問題解決を処理場の負担軽減に繋げる株式会社伝然の「ワンニャクスル」でした。
最後までこの記事を読んでくださりありがとうございました。
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